療養病床について
鳩ケ谷中央病院は、全病床(79床)が療養病床となっております。
入院のための病床は、医療法により療養病床も含め5つの種類(一般病床・療養病床・精神病床・感染症病床・結核病床)に分類されています。
療養病床は、主として長期にわたり療養を必要とする患者のための病床で、病床面積や談話室の設備が必須であり、又、医師・看護師・介護士の配置人数が定められております。
一般病床と療養病床の違い
一般病床は急性期の疾患の検査、診断、治療を行う病床です。
急性期ですので色々な検査や治療を行いますが、疾患の治療内容ごとに入院期間が設定されています。
疾患にもよりますが多くは3ヶ月を目処として退院となります。
療養病床は慢性期の治療ステージにある方の長期にわたる療養を目的とした病床です。
治療や検査には制限がりますが、退院の定めはなく長期療養が可能です。
病室や談話室などの長期療養にふさわしいゆとりある設計で安心して療養生活を送ることができます。

私たちの指針
急性期治療を終え、慢性期状態の方に対し、「やさしさ」、「思いやり」を持った「医療」「看護」「介護」を提供しています。
療養中に発生する肺炎その他の疾病の対して、検査、投薬等基本的な治療を行います。
また、ご家族との話し合いのもと、終末期まで落ち着いた自然環境の中でゆっくり治療いただくことをモットーとしています。
急性期治療を終了したが、医療依存度が高く引き続き入院が必要な方
長期療養が必要な方
介護施設・在宅等での療養ができなくなった方
患者様の受け入れ一覧
- 麻痺
- 言語障害
- 寝たきり
- 嚥下障害
- ペースメーカー使用の方(フォローアップが必要な場合は要相談)
- 喘息発作を起こす方
- 酸素吸入
- 胃ろう
- 経鼻経管栄養
- 中心静脈栄養
- 膀胱留置カテーテル
- 難聴
- 全盲
- 認知症(大声、徘徊、暴力行為は要相談)
- 老人性うつ病
- B型肝炎
- C型肝炎
- MRSA
- 褥瘡(重度の場合は要相談)
- 胆の吸引
- 末期がん(麻薬使用不可)
- インスリン注射
- 気管切開
- 生活保護(身寄りのない方も受入れ可能)
※その他、医療区分が付かない方も場合によっては受入れ可能です。お気軽にご相談ください。
当院の療養病棟の特徴
日常的な医学管理
医師や看護師が24時間体制で見守っており、安心してお過ごしいただけます。
痰の吸引や経管栄養、点滴など、日常的な医療的ケアにも対応しています。お薬の管理や処置、検査も、必要に応じて行いますのでご安心ください。

生活の場としての機能
私たちは、医療や介護だけでなく、「暮らし」の場としての心地よさを大切にしています。
お一人おひとりの生活リズムやご希望を尊重しながら、安心して日々を過ごしていただける環境づくりに努めています。
お食事や入浴、趣味の時間など、毎日の中に楽しみやくつろぎを感じていただけるよう、心を込めてサポートいたします。

緑豊かな環境
自然に囲まれた静かな環境の中で、心穏やかにお過ごしいただけます。
病院敷地内にある庭園には四季折々の花々が咲き、季節の移ろいを感じながら散策やひとときを楽しんでいただけます。ご家族や患者様にとって、ほっとできるやすらぎの場所となるよう、環境づくりにも力を入れています。




ターミナルケア・看取り
最期までその方らしく、穏やかに過ごしていただけるよう、医師や看護師が心をこめてサポートいたします。
痛みや不安をできるだけ和らげ、ご本人とご家族の気持ちに寄り添ったケアを大切にしています。
大切な時間を安心して過ごしていただけるよう、医療とケアの両面からしっかりと支えてまいります。
